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ブログを楽して書きたい

 2019年後半、ほぼブログを書けないことになってしまいまして、なんとかすんなり書けないものかとひたすら色んな本を読んでおりました。

このはてなブログは2019年9月に1本、10月に1本記事を書いてそれっきりになっております。この2本の記事も無理やり空っぽの頭をねじりながら書いているので、自分ではちょっと内容にスムーズさというか、全体的に文章としてどうなんだ?という印象しかありません。

さすがになにか基本的なことが抜け落ちてきているかも?と思ったのですが、どうも「想像」とか「イメージする」とかが苦手でして・・・

そこで、自分でオリジナルなことを考えるのは一旦諦めまして、教科書をひたすら真似ることに専念しようと思ったわけです。色んな本というのはその教科書的な本のことです。

 

本の探し方としては、ごく普通です。

図書館行ったりアマゾンのサイトをひたすら深く深くほじくり返したり、ちょっと難し目のものなら、「GoogleScoLar」で論文検索なんかもしてみました。

検索のキーワードを思いつくのに苦労しましたね。単に思いつく単語を入力しても検索結果が自分の希望と合致することは、ほとんどなかったです。

(検索キーワードのチョイスに問題があると思われる)

しかし、検索キーワードの試行錯誤を繰り返した結果、なんとか自分の今の現状を解決してくれそうな本に出会うことができたわけです。

 

 

 

目からウロコの本に出会う

 まずは「ハーバード式英語学習法」です。

 

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ハーバード式 5行エッセイ英語学習帳[音声DL付]

ハーバード式 5行エッセイ英語学習帳[音声DL付]

  • 作者:青野 仲達
  • 出版社/メーカー: コスモピア
  • 発売日: 2018/01/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 英会話の本なのですが、今まで見てきた英会話の本と少し趣向が違います。

違う点は3つ。

 

 

1:目的

まず、英語を話せるようになる目的ですが、「自分の考えを伝えるため」となっています。

そして「英語を使って自己主張できるようになること」を最終目的にしています。

英語を書くこと、話すことはあくまでも「手段」というスタンスです。

 

2:順番

「書く」が一番最初にきます。「書けないことは喋れない」という考え方を採用しています。なので、まず「書けるようになる」ことが最初の目標になります。

 

本の表紙にもありますが、「5行エッセイ」を書く、とありますね。

5行の内容は

  1. 結論(主張)
  2. 理由1
  3. 理由2
  4. 理由3
  5. 主張を繰り返す(念押し)

となっています。

 

例文:

I like summer best.

The day are longer.

We can dress down.

I can travel with my family.

My favorite season is summer.

 

「私は夏がすきだ」

「日が長い」

「楽な服装ができる」

「家族と一緒に旅行ができる」

「私の好きな季節は夏だ」

 

(引用:37ページより)

 

これで十分「自分の考えを伝えている」とのこと。本の説明文では、まずは、このくらいの単語数、文量を書けるようになりましょう、と書かれています。

 

3:「自分の考え」のとらえ方

「自分の考え」というと、だいぶじっくり考えないといけないようなイメージですが、意味合いとしてはもっとゆるく、「意見」「表明」くらいの感じです。

個人的に「目からうろこ」な部分は、この例文の説明を読んだときです。

 

I like summer.

「夏が好き」

 

これを立派な「自分の考え」「結論」である、と書いてあるのを見て、ある種の衝撃を受けました。特にこれが「結論」というとらえ方をいままではしていませんでした。なので「なるほど~」という急に道が開けたような感覚になったのです。

 

 

そしてもうひとつ。

「型にはめることで創造力を解き放つことができる」

という考え方です。

 

いままでは、ブログの記事のテーマ選びが本当に苦手でした。これは、範囲を絞らなかったからです。あまり範囲を絞ると書くことが狭くなってしまう、というイメージが有りました。しかし、実際にやってみると範囲を絞らないほうが逆になにも思い浮かばなくなってしまっていたのがよくわかります。

 

 

さらに楽しようとして、日本語という「沼」に沈む

 これで、ブログの記事がたくさん書けるようになるかも?と思い始めたのですがすぐにちょっとした壁にぶつかります。

 

先程の5行エッセイですが、大まかには

  1. 自分の主張(結論)
  2. 理由1
  3. 理由2
  4. 理由3
  5. 主張(結論)を繰り返す

となっています。理由は自分が思うことをそのまま書くだけでいい、という説明でした。ところがこの「理由」というのに大苦戦するのです。

ためしに例文を考えてみると

  1. あのメーカーのお菓子が好きだ。
  2. 理由1「???」
  3. 理由2「???」
  4. 理由3「???」
  5. あのメーカーのお菓子が好きだ。

となってしまって、好きな理由の言語化ができないのです。実際にそのお菓子はロングセラー商品ですし、最低でも週1で食べているので好きなのは確かです。しかし言葉にできない以上、他人には伝わらないことになります。

  1. あのメーカーのお菓子が好きだ。
  2. 理由1「なんとなく」
  3. 理由2「ついつい」
  4. 理由3「体が勝手に」
  5. あのメーカーのお菓子が好きだ。

こうなってもよろしくないでしょう。


 

 

また、本には「理由はなるべく種類の違うものを」とありましたので

こんな感じにするのが理想的です。

  1. あの牛丼が好きだ。
  2. 理由1「やすいから」
  3. 理由2「はやいから」
  4. 理由3「うまいから」
  5. あの牛丼が好きだ。

 

下記の例だと「具材以外ないの?」と思われるかもしれません。

  1. あの牛丼が好きだ。
  2. 理由1「肉がいい」
  3. 理由2「タレがいい」
  4. 理由3「ごはんがいい」
  5. あの牛丼が好きだ。

いいとは思われますが、理由は広くとらえたほうがなお良さそうです。

 

そこで、理由が表現できないので、また参考図書を探しに行くわけです。

 

イメージしたものは

  • 牛丼⇔うまい、やすい、はやい

は、どんな関係なのか?

 

そして、

  • うまい⇔やすい⇔はやい

はどんな関係なのか?

 

というところです。

 

 

正直、正確にとらえきれているわけではないのですが、

 

牛丼⇔うまい、はやい、やすい

 

であれば、

 

牛丼⇔規格、機能、何かしら時間的なもの、比較することができる場合の、優位なところ

あたりでしょうか。

 

こういう風な考え方は一般には大きいくくりでは「概念」とよばれるものです。

 

そこで、例文を概念だけで書いてみます。

  1. あのメーカーのお菓子が好きだ。
  2. 理由1「規格がよろしい」
  3. 理由2「機能がよろしい」
  4. 理由3「価格がよろしい」
  5. あのメーカーのお菓子が好きだ。

こうなりました。特に不自然な感じはしません。概念を具体的なことに置き換えます。

 

  • あのメーカーのお菓子が好きだ。
  • 理由1「片手で持てる」
  • 理由2「カロリーが低い」
  • 理由3「割安感がある」
  • あのメーカーのお菓子が好きだ。

 

こうなりました。文章としては十分と感じます。

 

このあたりまでは、なんとかすんなり来ました。


 

ただ、順調に行ってても妙な欲が出ます。

ブログのネタ切れや行き詰まりがないように、たくさん考えられる方法がないのか?とさらに突っ込んで考えます。

 

それが、

  • うまい⇔やすい⇔はやい

の関係は、どんな関係なのか?というところです。

この関係が一言で言い表せれば、相当ブログの幅が広がるのではないかと思ったからです。ブログを「このテーマで書こう」と思ったときに、どんな視点で書くかが想像しやすくなるのではないかと。

しかし、この考え方が「沼」にハマる原因になりました。

先程の通り「概念」という先からたくさん検索をしてみましたが、どうにもしっくりくるサイトにあたりません。

 

言葉、単語に関連した言葉を検索していくと、「意味論」「記号論」などにあたり、ほぼ論文の上、内容が私の脳みそのスペックを超えていることがほとんどで、正直自分が求めているものなのかどうかかの判断ができるレベルのものではありませんでした。

 

そんなこんなでどうにかしっくりくる言葉を見つけました。

それが「範列関係」です。

「はんれつかんけい」と読みます。

 

意味は

ある文脈中の要素Aと、その文脈には現れないがAの代わりに現れうる要素B・C・D……との間にある関係。例えば、「高い山」の「高い」と、「低い」「険しい」などの間にある関係。

となっています。

(引用:デジタル大辞泉)

 

この言葉を見つけたときは

(これでブログの大量生産か?)

と、思ったのですが、そうすんなりは行きません。

 

問:

牛丼は〇〇。

〇〇にはどの言葉が入りますか?

【うまい、はやい、やすい】

 

は、どの単語を入れ替えても不自然さはありません。なので「『うまい、はやい、やすい』は範列関係にある」といえます。

 

しかし、牛丼からみかんに替えるとどうでしょう?

 

問:

みかんは〇〇。

〇〇にはどの言葉が入りますか?

【うまい、はやい、やすい】

 

うまい:美味しいみかんはたしかにあります。

はやい:みかんの何がはやい?

やすい:やすいみかんもたしかにあります。

 

「はやい」がなんとなく不自然な感じがします。収穫時期がはやいみかんというのはありますが、ちょっとすんなりとは頭にはいってきませんね。

ということで、とりあえずの結論は

みかんに対しては「うまい、やすい」は範列関係、「はやい」は範列関係ではない、となります。

 

ということは、ある単語同士が範列関係かどうかは、対象となる単語次第で範列関係のあるなしが変わってしまうということになります。

単語自体膨大な数があるのに、単語同士の組み合わせなんかになるととんでもない数になりますから、アナログ的なアプローチではとても無理です。

 

コーパス(テキストや発話を大規模に集めてデータベース化した言語資料)というものもありますが、こちらもとんでもない数になっています。

(筑波大学のコーパスは約11億語あるといわれている)

データの集め方の一例として、新聞雑誌小説のなかで「牛丼」という単語が出てきたら、前後にどんな単語が使われているのか(コロケーション的なもの)を実際に数えています。

その調査からよく出てくる単語(係り受け)が、「牛丼」と関連性が近い、あまり出てこない単語は「牛丼」から遠い、という表現をします。

 

研究論文を読んだりしましたが、ある単語動詞が遠いか近いかは文字通り単語同士の距離を計算しているようです。(単語のベクトル化)

 

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下記のサイトで拡大できます。

drive.google.com

 

これは、単語同士の意味、用途の似たものが近くにあり、似てないものが遠くにあります。単語同士の距離はその単語の意味の近さ、になります。

計算式を見ましたが、コサインとか三角関数が出てきたりします。日本語という文系の世界にバリバリ理系のコサインが出てくるとか、科学とか自然とか結局のところひとつに繋がってるのかもしれません(遠い目)

 

こんな世界に足を踏み込んでしまったわけで、ちょっと自分には手の負えないレベルなわけです。

発想としてはいい感じがしましたが、実際に利用できるようにするには、少なくない時間がかかるように思われます。

ということで、この方向性からは一旦撤退することとしました。

 

まとめ

どうにか「沼」から脱出して思ったことは、

「アナログ的に地道にやるしかないかな」と。

それが王道のようです。

基本の再確認のために、かなり遠回りをしてきたと思いましょう。

 

そのあたりを考え直して2020年からは、まあまあブログを更新できていますので、このままのペースで行ければと思います。

 

なんとか時間に余裕があれば、日本語研究もおもいろいのですけどね。

 

今回は以上です。


 

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