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やりたいことを「広げる」ためには?

この記事は、「やりたいこと」リストをたくさん書けない人に向けての記事になります。「やりたいこと」リストをたくさん書けない人は、やりたいことがないのではなく、「言語化できない」「なんとなく」「表現しにくい」だけです。何かしらのヒントがあれば、どんな人でもたくさん「やりたいこと」が思い浮かぶようになります。

 

今回は「やりたいこと」を広げるためにラダリング法を使います。「ラダー」とは「はしご」のこと。「ラダリング」は「はしご」を上ったり下りたりすることです。

 

詳細は後述しますが、イメージとしては一つの具体的な「やりたいこと」から抽象的な概念を考えて、その概念からまた具体的な事を考えていくというものです。これが「はしご」を上り下りしているように見えるので「ラダリング法」とよばれます。

 

以下解説をしていきます。

 

究極の目的は「幸せに生きること」

 

先述のとおり「ラダリング法」とは、具体的⇔抽象的を「上下する」ことです。

 

便宜上、

具体的 → 抽象的を「上がる」

具体的 ← 抽象的を「下がる」

と表現します。

 

こんな感じです。

 

 

ただし、上下と言っても無限に階層があったり、スタートやゴールが果てしなく上だったり下だったりしているわけではありません。

 

まず、抽象的なことの最上位は「幸せに生きること」になります。人間のすべての行動は「幸せに生きること」を目標としています。

 

そして、この「幸せに生きる」ための「方法」は「幸福感を得ること」というのが1段下に来ます。

 

1段下げてもまだ抽象的です。

 

そして「幸福感を得る」ための「方法」は、「幸福感を感じるような感情を得ること」になります。例としては「満足感」「充実感」のようなことです。

 

これでもまだまだ抽象的です。

 

続いて「幸福感を感じるような感情を得る」ための方法として、「具体的な機能、効果、変化が欲しい」となります。コンプレックスを解消してくれる、困りごとを解決してくれる、といったことです。

 

次に「具体的な機能、効果、変化」を得るために、ようやく「具体的な行動」「具体的なモノ、商品、サービス」が「やりたいこと」として登場します。

 

図にするとこうなります。

 

ラダリング法(上る)の例

女性用化粧品を例にしてみましょう。

 

 

「幸せに生きる」

「幸福感を得ること」

は、最上位の目標なのでそのまま変えません。

 

 

「幸福感を感じるような感情を得ること」

  • きれいに見られたい
  • 気になる人に意識されたい

のような「幸福感」につながる「満足感」「達成感」などを得られることになります。

 

 

「具体的な機能、効果、変化が欲しい」

  • 肌を明るくする
  • うるおいをあたえてくれる

などです。希望する変化の結果と考えればいいでしょう。

 

 

「具体的な行動」

「具体的なモノ、商品、サービス」

これは、そのまま欲しい商品名などを考えます。

 

女性用化粧品の例ではこうなりました。

 

ラダリング法の構造はこの通りですが、上に行くほど抽象的になり、下に行くほど具体的になります。そして、この上下の関係ですが、上が「目的」下が「手段」になります。

 

「肌を明るくしたい」という目的のために「化粧品(具体的商品)を買いたい」(手段)のです。

 

そして「きれいに見られたい」(目的)ために「肌を明るくしたい」(手段)のです。

 

最終的にはすべての項目が「幸せに生きる」ための手段となります。

 

 

ラダリング法(下がる)の例

先程の女性用化粧品の図に下向きの矢印をつけてみます。

 

 

下向きにすると「手段」がわかりやすくなります。上位の「目的」のために下位の「手段」となっていますね。

 

しかし、よく見ると多少違和感があるはずです。

 

「きれいに見られたい」という「目的」を達成するたの「手段」は「肌を明るくしたい」以外にもいくつか方法が思い浮かびますよね。

 

「外見」ということであれば「髪型」「服装」「体型」などです。

 

これを図に加えてみましょう。

 

 

 

このように横に広げることができます。

 

この例では「きれいに見られたい」から発展させているので、なんとなく化粧品と近い項目になりますが、抽象度を上げたところから発展させると違うジャンルの項目も思い浮かぶようになります。

 

「幸福感を得たい」

→ 達成感を得たい

→ フルマラソンを走りたい

→ ジョギングを始めたい

→ シューズを買いたい

などです。

 

図に加えてみましょう。

 

 

化粧品からジョギングシューズへは、直接だと発想しづらいかと思います。しかし、図にしてみると「目的-手段」という縦の関係でちゃんとつながっています。

 

ラダリング法のメリットは、このように具体的⇔抽象的を上げ下げしながらいろんな方向へ発展されられることです。

 

そして「幸福感を得たい」以下すべてが「やりたいこと」となっていることを確認してください。

 

まとめ

ラダリング法のコツとしては、スタート地点はこだわらないほうがいいでしょう。

 

自分の持ち物を見て「この商品はなんで買ったんだろう?」と考えれば、一番下の具体的商品名からのスタートになります。

 

また、感情面から行くとします。

 

「人に認められたい」と思ったならば、「幸福感を得たい」のすぐ下からスタートしてより具体的なことを考えていく方向になります。

 

これは、どちらからスタートしてもいいのですが、人によっては抽象的なことを考えるのが得意な人と、具体的なことを考えるのが得意な人と、分かれるようです、いろいろ試してみて最初はやりやすい方から練習してみましょう。

 

「やりたいこと」リストを作るためにラダリング法は有効な方法です。

 

「やりたいこと」が多く書けない場合、特に横の広がりが苦手な人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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