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人間、生活をしていれば意図するしないに関わらず、行動が必要なときがあります。そして、その行動が思うような結果になることがあれば、ならないこともあります。この行動が思うような結果にならないことを一般的には「失敗」と言います。

 

失敗に関していいイメージを持つ人はあまりいないでしょう。

しかし、「行動が思うような結果にならないこと」を「失敗」と考えるかどうかは、個人次第なのです。

 

「失敗したくないのであまり行動したくない」

「一度挑戦してだめだったので自分には無理だと思う」

 

こういう考えが真っ先に浮かぶ方に向けての記事になります。

ひとまず、「失敗」という言葉は使わずに、「行動の結果」に対しての認識を変えるところから始めます。

以下、解説をしていきます。

 

出来事は必ず事実と感情に分ける

失敗に限らず、人間の悩み全般に共通するのが、「事実と感情をひとくくりにしてしまっている」というのがあります。

わかりやすい例をあげます。心理学の初心者向けの本などによく出てくる例です。

「水が満タンに入ったコップの水を半分飲みました」

残りコップ半分の水を見て何を思いますか?

 

通常、選択肢は2つ用意されています。

「まだ、半分ある」

「あと、半分しかない」

この質問は、自分自身がポジティブ感情とネガティブ感情のどちらになりやすいか?をテストすることに使われます。

ポイントは、事実が「コップの水を飲んで残りが半分になった」ということひとつだけです。回答の選択肢が2つあるので、人によってはどちらを選ぶかは分かれます。もし、選択肢が3つあれば3つに分かれるはずです。このことから、事実は一つでもどう思うかは人によって違う、ということです。

人それぞれ事実に対する独自の判断基準を持っていて、それに従って思考や行動を起こしています。

 

なので、物事をネガティブに捉えがちな人は、ひとまず事実と自分の感情を分けるクセをつけていきましょう。

 

「×」

「上司に怒られて悲しかった」

「○」

「上司に怒られた」

「悲しかった」

 

分ける意味がなさそうに見えますが、なぜ分けるのかと言えば、事実とその時感じた感情が直接リンクしないケースがあるためです。

「上司に怒られた」

「悲しい思いをした」

は、もしかしたら上司に怒られたことが何かの思いを誘発して、その思いに対して「悲しい」という感情を抱いているのかもしれません。

(上司の怒った顔が幼少のころ親に怒られてばかりいたことをおもいださせるため、など)

こういうケースでは本当の原因(例:親に怒られたという幼少の思い出)を解決してあげると、上司に怒られたときに「悲しい」という感情は解消される場合があります。

1つ目のポイントとして

「事実と感情は分ける」

ということを覚えてください。

 

「失敗している」は事実ではなく、感情である

先程の通り、「失敗した」と思っていることを事実と感情に分ける作業をします。

一般的に失敗したと思っている状況は、

「何かしらの出来事が発生した」

「自分の行動が意図した結果にならなかった」

という事実と

「失敗した」

という感情に分けます。

 

これは、自分がどういう状態のことを「失敗」と認識しているかを確認するためです。

 

成功している有名人がよくいう言葉に、「その状況を楽しむ」というのがあります。スポーツ選手とか経営者、芸能人とか、自分の意図したことにならないことのほうが多いはずなのに、「失敗した」という人はほとんどいません。これは、出来事や自分の行動の結果について意図したことになっていなくても「失敗」と思わず「楽しい」と思うようにしている、ということです。

このことからも、事実を自分自身でどう考えているか?というのは非常に大事なポイントになります。

また、自分の意図した結果にならなかった原因が

「自分の意図が他人から見るとあまりにハイレベルなとき」

ということがあります。

「テストで99点だった。失敗だ」

のようなことを言う人がいます。

他人から見ると、それで何の不満があるのか不思議なんですが、その当人にとっては「意図した結果でない」ので失敗なのです。1点落としたことを失敗と捉えて次100点をとろう、という前向きさはいいのですが、このケースでは別の問題が発生します。理由は後述しますが、とにかく「失敗した」と思ったら、事実と感情を分ける、とおぼえておきましょう。

 

 

挑戦をやめると「失敗」が確定する

では、実際には「失敗」とはどういう状態なのでしょうか?

これは先人たちの言葉を借りましょう。

(引用はすべて Wikipedia より)

 

まず、発明王エジソン

Just because something doesn’t do what you planned it to do doesn’t mean it’s useless.

何かが君の考えたとおりに運ばなかったからといって、それが役立たずだという意味にはならない

 

I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.

失敗なんかしちゃいない。うまくいかない方法を一万通り見つけただけだ。

 

エジソンはよく引用されますが、とにかく「試行回数の多さ」にはただただ感心します。

「10,001回めに成功すればいい」

という考え方なら、どんなことでも成功する気になります。

 

デール・カーネギー:

日本でも自己啓発本で有名な人です。

The successful man will profit from his mistakes and try again in a different way.

成功する人は、失敗から学び、別な方法でやり直す。

 

稲盛和夫:

京セラの創業者です。

世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめた時が失敗である。

 

本田宗一郎:

HONDAの創業者です。

私のやった仕事で本当に成功したのは、全体のわずか1%にすぎない。99%は失敗の連続であった。

 

メアリー・ピックフォード:

アメリカの女優です。

失敗とは転ぶことではなく、そのまま起き上がらないことなのです。

 

探せばもっと出てきますが、明らかに共通していることがわかりますね。

 

それは

「途中でやめないこと」

です。

 

逆の言い方をすると、

「途中でやめることを失敗という」

となります。

 

自分で「失敗した」と思ったとしても、すぐにやり方を変えて再挑戦していれば、それは「失敗」ではなく、挑戦の途中になるわけです。

「失敗」しないためには、「途中でやめないこと」が一番シンプルな考え方になります。

また、失敗した理由についても「途中でやめたから」というのが一番わかりやすい表現になります。

 

とにかく「途中でやめない」と肝に命じておきましょう。

 

結果主義は不幸になる?

先程例にしました「テストで99点」のお話です。別の問題が発生するとしましたが、別の問題とは「幸福感」のことです。

実は、失敗をどういう風に考えるか?というのは個人の人生観が大きく影響しています。簡単に区分すると、失敗の原因は2つです。

  1. 方法がまずかった
  2. 能力がなかった

これは、他人から見た評価ではなく自分自身でどう思うか?ということがポイントです。

1の「方法がまずかった」と考える人は、過程を中心に考えます。なのですぐにやり方を変えて再挑戦します。行動の結果は良いに越したことはありませんが、結果が悪かったとしてもネガティブな考え方はあまり強くなりません。

 

2の「能力がなかった」と考える人は、結果中心に考えます。自分の能力不足が原因、と考える傾向があり、

(能力が変わらないのだから再挑戦しても結果は変わらないだろう)

ということで、再挑戦をしない、あきらめやすい、ことになりがちです。

また、自分の能力の否定につながるので、幸福感を得にくくなります。

「テストで99点」の場合、自分で原因を把握して次に挑戦しようと思うならまだしも、親から「100点以外だめ」のような教育をされていたら、子供の達成感や、満足感、は育たないでしょう。

「99点なんて自分はダメな人間」

と、思うようになる可能性すらあります。

 

以上から、失敗の原因を探るなら、「自分の能力」ではなく「方法」がまずかったと考えるようにしましょう。そのほうが再スタートを切りやすいはずです。

 

 

まとめ

失敗についての考え方をまとめます。

  • 失敗したと思ったら事実と感情を分けてみること
  • 失敗は心理的なこと、感情であるということ
  • 失敗とは「途中でやめること」であること
  • 結果主義にならないこと

以上、ぜひ参考にして「失敗」だと思っていたことを「成功」に変わるようにしてください。

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