Pocket

失敗が発生するシステムを知る

失敗に関する研究者の一人に畑村 洋太郎(はたむら ようたろう)という方がいます。この方が理事会長をしている「特定非営利活動法人 失敗学会」という機関がありまして、なにかしらの大きな事故があったときに原因の調査分析を行っております。

事故調査の事例はこちらへ

⇨ 失敗知識データベース

この方の著作に「失敗学」という本がありまして、事故の原因となる可能な限りの要素が記載されています。

大きな分類としては

  1. 原因
  2. 行動
  3. 結果

に分けられていまして、それぞれの項目がさらに細分化されています。

原因

原因まんだら

 

行動

行動まんだら

 

結果

結果まんだら

(画像参照:失敗知識データベース

これは、事故がなぜ起こったか?という原因を探るために考えられたものなので、考える項目は多岐にわたります。

これをベースに個人の目標達成のための「失敗の原因」を考えていきます。

失敗のタイミングは3種類

失敗の原因を考えるときには、

原因 ⇨ 結果

というのが一般的です。

 

しかし、畑村氏が「失敗知識データベース」を作ろうと思った理由として、

「失敗が多発している」

「失敗が繰り返されるのは、失敗に関する知識がうまく伝達できていないから」

「失敗の事例を構造化することが必要」

ことをあげています。

 

そのため、あらゆる角度から原因になりそうな要素を考えた結果、先程のような非常に細かい分析図になった、ということのようです。

 

一般的な失敗の分析では

  1. 原因を分析
  2. 原因の改善、除去
  3. 望む結果になる

という手順になるのですが、実際には原因を特定して改善したにも関わらず、同じような失敗が発生します。

そこで、

「失敗には必ず人間の行動が関係する」

「原因、行動が正しくても結果が間違うこともある」

と考え方を拡張させるのが妥当、と考えました。

 

 

そもそも原因(発想、計画など)が間違っていると、行動が正しくても、結果は間違ったものになります。

また、原因が正しくても、行動を間違えるとこれも結果は間違ったものになります。

そして、ちょっとイメージしづらいのですが、原因、行動が正しくても結果が間違うケースもあります。

(未知の現象が起きた、など)

 

どのタイミングで間違いが起こったのかを正確に把握することは、原因の特定にもつながる重要なことです。

 

以上から、この記事では

「失敗の発生のタイミングは3種類」

を採用します。

 

 

Pocket