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人間はマイナス感情になるのが基本?

 

今回は

「プラス思考、プラスイメージが苦手」

「マイナス思考ばっかりになる」

という方が、

「どうやったら考え、アイデア、気付きが増えるようになるか?」

ということを解説していきます。

 

ちょっとしたことから思考、考え、気づきをどんどん広げていくための具体的手順を書いてみます。

 

まず

  • 「ちょっと気づいた違和感」
  • 「なんとなく腑に落ちないこと」
  • 「一瞬イラッとしたこと」
  • 「なんかいやなこと」

を「ワンフレーズ」だけ書いてみましょう。

いいことよりも悪いことに気づくほうが早い、という方なら簡単だと思います。このときできれば「実際にあったこと」がいいでしょう。「想像」「推察」はあとでいくらでもすることになるので。

 

 



 

事実と感情は分けること

では始めます。

テーマは

「コンビニで買い物したら店員さんが名札をつけていなかった」

にします。

 

ほんとにちょっとしたことです。

(店員だからちゃんとするべき)

という小さな怒り感情が生まれていたとしたら、そこは忘れずに意識しておきます。

 

そして、このときのポイントは事実と感情をわけること。

(☓)

「店員が名札をつけていないのでちょっとイラついた」

(○)

「店員が名札をつけていない」

「ちょっとイラついた」

 

あとで説明しますが、なぜ分けるかといえば、

その事実を体験したことで生まれた感情が、目の前の事実と直接リンクしていないことがあるため

です。

 

では、これを広げていきます。

 

まず「なぜ」をつけます。

「なぜ、名札をつけていないのか?」

特に難しいことはありません。

 

これに、自分が思いついたことを書いていきます。

これも何も気にせずそのまま書きましょう。

「ズレてる?不正解?なにか違う?」

関係ないです。可能なら頭に浮かんだことすべて書きます。

 

「なぜ、名札をつけていないのか?」

  1. 「忘れた」
  2. 「落とした」
  3. 「意図的につけていない」
  4. 「まだ、自分用ができていない」

あんまり考えると、すぐ詰まるので「ほとんど反射的」に書いていきます。

 

詰まってきたらすぐに、もう1段階さらに「なぜ?」をつけます。

1.「なぜ、忘れた?」

「今日たまたま」

「いつも」

「名札以外も忘れる人かも?」

 

2.「なぜ、落とした」

「ひっかかった」

「安全ピンとか壊れた」

 

3.「なぜ、意図的につけていない?」

「職場のルールを守れない人?」

「過去にトラブルがあった」

 

4.「なぜ、まだ自分用ができていないのか?」

「本人から申請していない」

「研修中とかとりあえずのものはないのか?」

 

まあ、一旦このくらいで。

 

「なぜ」を繰り返すのは「トヨタ方式」と言われていて、現場のシステムの改善に役立つと言われています。正式な「なぜなぜ」では「個人の資質の結果、というふうにしてはいけない」という暗黙のルールがあります。「システムの改善のために使うもので、個人攻撃の道具ではない」ためです。

 

「なぜ、仕事上トラブルがあったのか?」

「担当者がアホだから」

これはダメ、とされています。

 

ただ、この記事でのやり方としては、個人の資質についてもすべてOKです。だれかに見せるものでも提出するものでもないので、思う存分罵倒しましょう。

「あいつが悪い」

「性格が気に食わない」

「いなくなってほしい」

さらにきつい言葉を並べてみてもいいです。

 

実は、「悪口」は紙に書くともやもやがすっきりする、という心理的な効果があるといわれているので、試してみる価値はあります。1日中他人の悪口を考えていたとしても頭の中には実は3つくらいしか要因がなくて、それがぐるぐるまわっているだけ。

これを紙に書いて「見える化」すると「一旦脳の中から出される」からもやもやがすっきりする、とされています。

 

これに加えて

「なぜ、自分はあの人を悪く言うのか?」

と考えるための貴重な題材になります。

他人への悪口は「自分自身を知る」という目的には最適なんです。

 

 



 

マイナス感情の本当の原因とは?

さらに時間とスペースがあればもっと無限に広がっていきそうですが、書いているうちに自分でも「おや?」と思ったことが出てきたので掘り下げてみます。

3.「なぜ、意図的につけていない?」

「過去にトラブルがあった」

これです。

 

名札でその人の名前がわかるというのは、いいことばかりのようですが、結構店員さんの負担になっているんですね。

「接客が悪くならないように、個人を特定しやすくするため」

これは、会社にとってもお客さんにとっても必要なこと。

 

ただ、残念なことに「いいお客さん」ばかりでは、ありません。

 

自分自身の経験では、

「名前は〇〇さんだね。では、自分が客としてあなたが店員としてふさわしいどうかテストします」

と、言われたことがあります。

 

このときは一般職員だったので、聞き流しましたが、コンビニの店長時代ならある程度の権限があったので

「こちらに落ち度がないなら、とっとと帰れ」

といっていたところでしょう。

(こんなこと言って女子高生のバイトとかにも絡むやつがいるので、多少のクレーム覚悟で強く出る。従業員に何かあってからでは遅い)

 

「店長だせ」

「自分ですが」

みたいなことは何回もありました。

 

相手の理解力に合わせた対応をするしかないときもあります。

 

また、女性従業員で名札がフルネームの場合、

「Facebook で〇〇さんって調べたけれど、趣味は××なんだね」

とか話しかけてくる「気持ち悪い人」が実際にいるのです。

このケースでは、「同姓同名の人違い」(本人はFacebookをやっていない)だったのでとりあえずセーフでしたが、その女性従業員は「とにかく怖い」といっていました。そりゃそうですわ。

 

こうやって掘り下げていくと、

「名札がついていないことに対する怒り」

というのは、

「名札にまつわる嫌な記憶を思い出させた」

というのが正確なところ。

 

先程言った

その事実を体験したことで生まれた感情が、目の前の事実と直接リンクしていないことがあるため

というのはこういうことです。

 

「名札」は自分の中にある「嫌な記憶」を思い出させる「スイッチ」だということがわかります。本当の怒りの対象は、「従業員に対する迷惑な客」です。

 

ここから、今まで出てきた事項に、さらに

「なぜ」「どうやって」「もし」

をつけると、ほぼ無限に思考が広がっていきます。

 

こうやって数をこなしていって、似たような項目を集めてブログに書くとか、違う項目を掛け合わせて新しい発想が生まれるとか、

「自分の頭の中の2次加工」

が、いくらでも可能になっていきます。

 

プラス思考が苦手な方でも、マイナス思考から「題材」「問題点」「思考の結果」を数多く集めることは十分可能です。

ぜひ、試してみてください。

今回は以上です。

では。

 



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