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反射的な謙遜がだめな理由

仕事、プライベート問わず何かの拍子に相手からあなたのことを褒めてくることがあるかと思います。

実は、そのときの返し方によって、褒められた人の心理状態がわかるのです。

返しの言葉を言うときの態度は次の3通りになるはず。

  1. 自慢げ、得意顔
  2. 受け入れる
  3. 謙遜~否定

1、3は、顔や態度に出るのでわかりやすいです。

2.「受け入れる」というのは、あなたの言うことはわかりました、というニュアンスです。

具体的な言葉としては「ありがとうございます」「そう言ってもらえると嬉しいです」のような感じですね。

 

マナーのお話なら正解は2。これが一番相手を立てる答え方、とされています。

ただ、この記事では正解はどれ?というよりも、あなたが相手から褒められたときにどう反応するかで、あなたの心理状態を知ることができる、ということをお話していきます。

 

1.自慢げ、得意顔というのは、あまりいい印象を与えないでしょう。

圧倒的な実力があればまだしも、そう表現するような状態でないなら、ほどほどがよろしいかと。

しかし、自慢げというのは心理学的には自分に自信がある状態です。

なのでその得意げな顔をしている人の心は、その褒められたことに関してはかなり幸せな状態にあります。

 

3.謙遜~否定は、一歩引いた日本人的な美徳と受け取られることもあるので、褒めてきた相手に対して正しい反応のような気がします。

しかし、よく考えますと「自分を褒めてきた、という相手の行動自体を否定している」ことにもなりかねません。

そのため、あまりに強い自己否定は、相手に対して実はいい印象にならないのです。

ということでマナー的には「2.受け入れる」が正解なのがわかると思います。

 




反射的に謙遜することは自己否定と同じ

マナーとは別に心理学的にも、反射的な謙遜はよろしくないとされています。

社交辞令としての謙遜を通り越して、もはや自己否定のような言動を取る人がいます。

「私が褒められるなんてとんでもない」

「この成績はたまたま」

「〇〇さんのおかげで契約が取れただけ」

 

自分を否定する言葉が妙に強い人は明らかに「自分で自分を認めていない」のです。

 

この状態は、心理学的には「自己肯定感が低い」という表現をします。

自己肯定感は、自分のプラスの部分だけ自信を持ったり、自慢げになるという意味ではなく、「いいところも悪いところもそれが自分」と認めることをいいます。

 

この「自分で自分自身のありのままを認めているとき」「自己肯定感が高い」という言い方をします。

 

人間だれでもいいところと悪いところの両方併せ持っているはですからね。

 

しかし、いいところ悪いところのどちらか一方しか意識していない人がいます。

いいところばっかりだと自慢気、

悪いところばっかりだと極度の謙遜・自己否定、

 

これだと相手からはあまり感じのいい人には見えないでしょう。

 

 

自己否定の強い人の考え方

自分は無価値

自分を否定しているので、前向き、肯定的な言動になりません。

  • 自分はミスしていないか?
  • 自分は他人に迷惑をかけていないか?
  • 自分は無価値な人間
  • 他人から悪意をむけられないか?

極端な人だと「何にそんなに怯えてるの?」というくらいの人もいます。

 

それだけ、自分を否定してしまうんですね。

 

他人に認めてもらいたい

矛盾するようですが、自分を否定しつつも「自分の存在を他人に認めてもらいたい」という気持ちも強く持っています。

これを「自己承認欲求」といいます。

自分を認めてもらいたいと思いつつも、いざ相手が自分のことを認めようとすると「自己否定」が始まるので、相手の認めようとすることを否定してしまいます。

相手からすると(なんかめんどくさい人かも・・・)と、思われてしまうので、さらに自分のことを認めてもらえなくなってしまいます。

 

こんな状態の人の心理は、

褒めてもらってる、存在を認めてくれているけど、なんか裏がありそう

となっています。

 

また、いままで褒められたりしたことがない人は

どういう反応をすればいいのか、本当にわかっていない

可能性もあります。

 

他人からすれば、よほどその人にの思い入れがない限りは、あまりコンタクトをとろうとしなくなっていくでしょう。

 

自己顕示欲が強い

これも、自分を認めてほしいという気持ちが強いことから来ています。

自己顕示の仕方として「相手をコントロールしたい」というのがあります。

 

相手に自分が思う通りの反応をしてもらいたいので、

「自慢話ばかりする」

「やたらとアドバイスする」

という行動が多くなります。

 

相手から、すごいと思われたかったり、感謝してもらいたいのです。

 

しかし、実際にすごいと言われたり、感謝されたりすると

(社交辞令でしょ)

(あなたの本心ではないはず)

という言動をしてしまうので、他人は混乱するだけです。

 

これは、一見矛盾するようですが、心理の根本の部分は同じものから派生しているのです。

 

まとめ

あなたの周りにこのような人はいないでしょうか?

もしいたら言動をじっくり観察してみればいいと思います。

一見矛盾した言動でも、深層心理ではなんとなく共通したものを感じるはずです。

 

また、自分自身に置き換えてみます。

わかりやすいのが最初の「褒められたときの返し方」です。

そのときの自分の心理状態がでます。反射的に「ありがとう」と言えてますか?

 

もし、言えてなければ

「自己肯定感が低い」

「自己承認欲求が高い」

かもしれません。

 

まずは、現状自分はこんな心理状態にある、と気づくことが大切です。

 

この回は、以上です。




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