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会社に入社してある程度年数がたつと、後輩や部下ができるようになりますね。

あなたは自分の後輩や部下は、どんな人だったらいいですか?この後輩や部下はどんな性質の人だったらいいと思いますか?

仕事をする上でこちらの負担がないようなことになればいいですよね。

自分が少し上の立場から見た場合、下につく人間には、やはり結果として仕事が出来るようになってもらいたい、と思うのが自然でしょう。

しかし、新人の社員に対して、どんな人かを表現するときに
「言われた通りのことしかしない人」
と言う人がときどき現れます。

このことはあまりいいイメージでは使われません。

 

一度考えてみたいのは「言われたことしかしない」のはそんなに悪いことか?ということ。

結論を言うと、
「教える側は手を抜くな」
ということになります。

 

あなたが誰か人の上に立つ際に考えておくべきことを解説します。

 

言われたことしかしない人の何が悪いのか?

繰り返しますが、「言われたことしかしない人」のイメージは一般的にはよくないことと思われています。

そこで、まずは「何がよくないのか?」というのを再確認します。

 

  • 仕事に対してのやる気が感じられない
  • 自分からは何も率先して行動しない
  • 言われてもいないことをやっていいのかも分からない
  • 自分が悪いと思っていないことがタチが悪い
  • 仕事ができない人に多い
  • 自分で何をすればいいのかが考えられない
  • それなりにプライドを持って仕事をしている

いくつか並べてみましたが、たしかにいい印象を受けませんね。

 

しかし、これはこうなる前のことを考えないといけない問題であります。

 

重要なことがすっぽり抜け落ちている可能性があります。

それは、言われたことしか出来ない人にどんなことを言ってきたのか?ということです。

 

そもそも「言われたことしか出来ない人」というのは見方を変えると「言ったことはやる人」になるはずです。

 

簡単な会話のイメージをすると

 

上司「Aをやれ」

部下「はい、Aをやりました」

上司「Bをやれ」

部下「はいBをやりました」

上司「・・・」

部下「・・・」

上司「(言ったことしかやらんのか?)」

 

こんなところでしょう。

 

新人の研修とかは、

予め仕事に必要なことはすべて仕込んであって、新人でもすぐベテラン社員と同じくらい仕事ができるはず

という認識のようです。

 

これはとても危険な考え方ですし,はっきり言って無茶です。

 

この「言われたことしか人」を入社したばかりの新人社員と仮定した場合に、勘違いしやすいのですが、知識と体験・経験は全く別のものです。

なので、どの知識を自分の仕事に使えばいいのかなんてことは、現場で教えてもらわないとわかるわけがないのです。

 

先程の会話ですと、上司は2個の仕事しか指示してませんね。2個指示して2個しか仕事していないのは、「当たり前」です。2個指示して100個も仕事するようならば、その人はスグにでも独立して大丈夫なはずです。

 

「言われたことしかしない人」のイメージが悪いのは、

(いちいち指示しなくても100個くらい仕事してほしい)

という上司の考えが原因です。

 

ただ、新入社員に関して言えば、上司がそう思うのは自由ですが、はっきり言って上司の怠慢です。むしろ「言ったことはやる人」であるなら100個でも200個でも仕事の指示をすればいいのです。

 

そして、そのとおりに仕事をこなすのであれば、むしろ優秀な後輩・部下と言えるでしょう。

上司のほうも「言ったことをそのままやる人」のほうが、かなりコントロールしやすいはずです。

しばらくして後輩・部下が仕事に慣れてきたら、仕事の目標と期限を指示して「自分の判断で仕事していい」とすればいいのではないでしょうか?言われたことをその通りにやるはずですよ。

 

ほんとに悪いのはこんな人

 

「言われた通りのことしかしない人」のイメージが悪いのはわかりますが、実際に細かく検証すると実は悪いところはない、というのがおわかりかと思います。

これはひっくり返してみれば簡単にわかります。

 

・「言われたことをしない人」
仕事の指示をしてもやらない人です。会社の組織とか指示系統とか、さらにはマナーも法律もなんにも関係ない人です。仕事の指示をしてもやらないのですから、仕事そのものをしない人、と考えてもいいです。

 

法律の決まりごとの関係で簡単ではありませんが、こういう人はとっととクビにしましょう。周りの負担がハンパないことになります。他の社員に確実に影響を及ぼすでしょう。真面目に働く人が腐っていくほうが会社にとって損害が大きくなります。

 

最悪、なにか周りに迷惑をかけない部署にでも異動させましょう。

 

・「言われていないことをする人」
これが一般的に上司が部下に求める姿のようです。極端な話、指示ゼロでも、部下が100仕事するような状態です。

たしかによさそうに聞こえますが、仕事の結果がよければという前提がつきます。また、微妙なところになりますが、そんなに指示しなくても仕事する人があなたの部下である必要があるのか?ということにもなります。

 

そして、これがあまりよくないのが、「言われていないことをして失敗した場合」です。

 

これは失敗そのものが悪いのではなく、失敗する可能性も含めて上司がコントロールできていたのかどうか?というところです。コントロールされていない状態で失敗されると、回復が遅れがちになります。

さらに上の上司には、「ちゃんと監督していたのか?」と突っ込まれるところでしょう。

 

言われていないことをしてもいい、というのは細部・方法論の話で、仕事の目的そのものや全体像はやはり上司がコントロールすべきものです。

 

まとめ

「言われた通りのことしかしない人」は、実はかなり優秀な戦力になる可能性を十分に秘めています。適切な指示があれば仕事をこなすのであれば、どんどん指示してやればいいだけです。

後輩・部下に仕事の指示ができないというのは、上司の勉強不足、指導不足なだけです。

 

あらかじめさせようとする仕事を、何個でも考えておきましょう。
また、「この責任の範囲の中で自由にやってもいい」というのも立派な指示です。放任とは明らかに違います。

 

上司がうまくコントロールしてあげて、部下・後輩が成長することは、間接的にあなた自身の評価・成長につながることを再認識しましょう。

 

今回は以上です。

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