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人間関係がいい職場は「都市伝説」?

 

職場の人間関係の悩みは、かなりの人が感じているようです。いろんなアンケートやサイト、本などでは、「転職理由の8~9割が『職場の人間関係の悩み』のため」となっています。

 

ここで、考えていただきたいのが、

「その職場の人間関係がいやでその職場を辞めたとしても、次の職場の人間関係もほぼ悪い」

ということです。

8~9割の人が職場の人間関係で悩んでいるということは、各会社や職場に最低1人くらい悩んでいる人がいる、といってもいいでしょう。

 

 

実際、
「うちの会社の人は全員ほんとに仲がいい」
って、正直あまり聞きません。

もし、そういう会社があったとしても、みんな職場の人間関係に波風立てないようにしているだけなのかもしれませんしね。

 

よく

「その会社に言っても、あまり人と仲良くなったことがない」

「人間関係が悪くなるのは、自分が悪いのかも」

と、悩んでいる人がいますが、ほんとにそうなのかどうかは、はっきり言ってわかりません。

 

 

もしかしたら

「職場で人間が複数集まると、人間関係は悪くなるのが基本」

なのかも知れませんし、

「自分一人が普通で、周りが何かおかしい」

の可能性もあります。

 

そうだとすると、人間関係を悩むにしても、「正しい悩み方」を知らないといけません。

そのあたりを考えてみましょう。

 

 

 

そもそも「人間関係」は悪いほうが自然?

まず、基本のところから再確認します。

そもそも人間関係とは?から始めてみましょう。

あまり深入りすると哲学的、社会学的な難しい話になってしまうので、さらっと引用してみます。

集団や組織内における人と人との関係
(引用:デジタル大辞泉)

人と人との日常的なつながりを指す用語。人間が社会生活を営むかぎり,当人にとって他者との関係は,自己の存在と切り離すことのできない不可分なものといわざるをえない。
(引用:世界大百科事典)

社会・組織・集団などにおける人と人との関係。特に、個人と個人との心理面・感情面での関係をいう。
(引用:大辞林)

国語辞典的な意味では、
「人間関係とは、心理面・感情面を含めた関係」
という説明が多いです。

心理面・感情面が含まれる、というのがポイントになります。

これからいくと、感情抜きの人間関係はありえない、のです。

 

 

歴史的には、
「人間関係の歴史の長さは、人類の歴史とほぼ同じ長さ」
とも考えられていまして

古代ギリシャ人の人間関係の描写が現代人が見ても、今日の人間関係のことのように思える
(引用:Wikipedia)

とされています。

 

確率的には
「人間関係というものは悪いのが当然」
と、考えておくのがやはり無難のようです。

個人個人のせいではなく
「とりあえず、人間とはそういうもの」
くらいに考えておきましょう。

 

相手に対してどんな感情があるのか?

人間関係が「感情面を含めた関係」という定義なので、

自分や相手が
「どんな感情を持っているか?」
ということが大事なことになってきます。

そのお互いの感情が
「その人と合う・合わない」
を生み出しているんですね。

 

 

それをふまえまして、自分以外の相手を「社内の人」に限定して、職場・会社内での「相手の感情」を考えてみます。

特に社内の場合は、自分も含めて「立場」というものがあります。

社長であれば、全社員を引っ張っていかないといけません。また、上司は自分の責任の範囲内で仕事を達成しないといけないので、部下に対して仕事の指示をしたりするわけです。

ここのところは、自分の考え、価値観で書いているので、これが相手の考え方、感情と合う・合わない場合にはどうなるでしょうか?

 

もし社長が
「まー、自分は社員に給料を払っていかないといけない責任があるからね」
と発言しているのを聞けば、自分が抱いてる社長のイメージに合うわけです。これは社長と自分の「社長とはこういうっもの」という価値観が合っているといえます。

 

この場合、社長が一般社員一人ひとりにどういう印象があるかは別として、個人的には、社長に対していい印象を持つことでしょう。そうなると社長と「人間関係が悪くなる」ことは、あまりなさそうです。

 

従業員何万人とかの大企業でなければ、社長との距離が比較的近くなる中小企業なんかでは、大事なことかと思います。

 

 

逆に、
「一般社員は俺(社長のこと)のために働くのは当然のこと」
「給料出してるのは俺」
みたいなことを社員に向かって言う社長も実際にいます。

 

言われたほうが
「そのとおり」
と、思えば人間関係が悪くなることはなさそうですが、そんな人はほとんど見たことがありません。

 

見た目は穏やかな職場でも潜在的な人間関係はあまりよくないはずです。こういう場合は、社長との距離が近い職場はちょっと大変そうですね。

 

これがもっと距離が近くなる直の上司であれば、上司がどんな感情をもってるかは、とても大事なことになります。

「上司は部下に適切な指導をするもの」
「部下は上司のために仕事するもの」

相手がどんな考え。感情を持っているかよりも、自分の考え感情と合うか合わないかが、お互いの人間関係がどんなふうにになるか、というところではイメージでしやすいはずです。。

 

また、上司でなくても会社の先輩とか後輩、部下にしても自分に対してどんな感情があるか、そしてその感情を受け入れることができるかどうか。

ということで人間関係がいい・悪いの前に、相手がどんな考え、感情、価値観があるか?を知っておくことが必要になってきます。あらかじめ知っておけば、自分の本意でないにしても相手に合わせるようにすれば、表面的な人間関係が悪くなることがないでしょう。

 

職場ではそのくらいでいいはずです。

 

 

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